キッチンカウンターの高さは、調理のしやすさや快適さに大きな影響を与える重要な要素です。
しかし、一度設置してしまった後で高さに後悔することも少なくありません。
80cm、85cm、90cmから選べると言われたけど背が高めだから90cmでいいかな?
ちょっと待って!安易に数字だけで決めると後悔することになりますよ!
そこで、今回は実際にキッチンカウンターの高さを90cmにして後悔した方の声や経験を交えながら、高さの適切な決め方や考慮するポイントについてご紹介します。
まだ間に合う!?後悔回避のための4つのチェック
キッチンの高さを90cmにした人の後悔/失敗談
実際にキッチンの高さで後悔した人の失敗談・後悔した理由を詳しくまとめました。
新築注文住宅で起こったキッチンの後悔ポイント30選はこちらから!
調理がしづらい
実際に使い始めたら思ったより調理がしづらかった!
日本人の平均身長は男性で約170cm、女性で約157cm。キッチンの高さが90cmだと調理台が身長に対して高すぎて調理作業が不便と感じる人も。
料理の準備、包丁を使った作業など、キッチンの高さが合わないと腕や手首への負担が増え、作業効率が下がることがあります。
キッチンの高さが自身の身長に合っていない場合、調理作業がしづらく毎日のストレスになりかねません。キッチンの高さは家族の個々の身体的特徴に合わせて選ぶことが重要です。
肩や腕に負担がかかる
高さが合ってないせいか肩や腕が疲れる気がする。
キッチンの高さが自身の肘の高さよりも高いと、作業時に腕を上げる必要があり、肩や腕に負担がかかります。これにより、長時間の料理作業で肩こりや腕の疲れで知らず知らずストレスがたまることも。
吊り戸下収納と水栓や卓上食洗機が干渉する
思っていたよりも高さがなくて卓上食洗機が置けなかった!
キッチンの高さが一定の基準値に設定されている場合、それに合わせて設置される家具や機器も同じ基準に合わせて設計されています。しかし、個々の住宅やキッチンの仕様によっては、キッチンの高さが90cmだと収納や設備との間で干渉し、予定していた家電が置けない可能性もあります。
キッチンの高さを選ぶ際には、吊り戸下収納や水栓、卓上食洗機などの設備との干渉を考慮することが重要です。キッチンの高さを適切に調整することで、収納や設備の利用に制約が生じない快適なキッチン環境を確保できます。
そして食洗機を新築で導入するなら断然ビルトインタイプがおすすめです!卓上型よりも洗浄力が高くデッドスペースもありません。
圧迫感があり部屋が狭く見える
キッチンが目立ってLDKを圧迫してるように感じる。
室内空間の見た目や使い勝手は、キッチンの高さが大きな影響を与えます。ただでさえごちゃつくキッチンには、できるだけ広さや開放感が欲しいですよね。キッチンの高さが90cmに設定されていると、部屋に圧迫感を感じるという意見もありました。
キッチンの高さを選ぶ際には、部屋の視覚的な調和や開放感を考慮することが重要です。
90cmのキッチンの場合、部屋に圧迫感が生じ、狭く見える可能性があります。適切なキッチンの高さを選び部屋全体のバランスを見ながら決めましょう。
子供と料理を楽しめない
小さい子供との料理を楽しみたいけど、キッチンの高さがあって危なっかしい…
お子さんとの料理は楽しい半面、ヒヤヒヤすることも多いですよね。キッチンの高さが高いと踏み台や椅子を置いて立たせる形になりますが、調理中にぐらついたりしないか心配が耐えません。
キッチンの高さが高いと子供との料理も心配。ですがある程度の身長に成長するまでは、結局どの高さのキッチンでも同じ悩みを持つと思います。この点はあまり気にしすぎず日常的に調理する人の身長を基準として考えましょう。
お子さんとの料理は、安定した踏み台等で高さをカバーしましょう。
高さ90cmのキッチンはどんな人におすすめ?【後悔しない】
では、高さ90cmのキッチンがちょうどいい人はどのようなケースでしょうか。ひとつずつ解説していきます。
身長の目安は170cm
高さ90cmのキッチンは、身長が約170cm程度の人に適しています。
高さの目安としては、身長÷2+5cm が最適と言われています。
ですがあくまでも数字上での目安なので実際にショールームに行って、高さが合っているかの確認が必要です。メインで料理をする人が決まっていればいいですが、皆で使う場合はよく話し合い検討を。
キッチンのカウンターの高さは使う人の身長に合わせて設定されることが理想的です。身長に合ったカウンターの高さを選ぶことで、調理作業がしやすくなり、姿勢に負担がかかりにくくなります。
スリッパ・キッチンマットを使用する人
キッチンの床面にスリッパやマットを使用することで、実際の足の高さが1〜3cmほど上がります。
そのため、身長170cm以下の方でも調理中のトータル身長で見ると90cmのキッチンの方が合っているというケースもあります。
おすすめは、実際にショールームでキッチンの前に立って動作確認を行うこと。いつも使うスリッパがある時は持参して。
外靴のまま立つと最適な高さがわからなくなるので注意してくださいね。
肘の高さも参考にできる
一般的なガイドラインでは、キッチンカウンターの高さは肘の高さから約15cm下げた位置が理想とされています –
例えば、身長が170cmである人の場合、肘の高さはおおよそ90cm程度になります。したがって、キッチンカウンターの高さが90cmであれば、肘の高さと調整が合致し、作業時の負担が軽減されます。肘の高さを考慮することで、料理や調理作業の疲労感を感じにくくなります。
まとめ
- 高さ90cmのキッチンは、身長が約170cm程度の人やスリッパ・キッチンマットを使用する人におすすめ。
- 身長や肘の高さを考慮してキッチンカウンターの高さを選ぶことで、調理作業がしやすくなり、姿勢に負担がかかりにくくなります。
高さ90cmのキッチンで後悔しないためのポイント
高さ90cmのキッチンを利用する際に後悔しないためのポイントについてまとめました。
キッチンマットやスリッパの厚みも考慮
キッチンカウンターの高さは個人の身体的特徴や使用状況によって異なりますが、キッチンマットの有無や厚みによっても高さの調整が可能です。
キッチンカウンターの高さが90cmの場合、キッチンマットを敷くことで実質的な高さが数センチ増加します。厚みのあるキッチンマットを使う場合はその高さも計算に入れましょう。
キッチンカウンターの高さはキッチンマットやスリッパの使用によっても変わります。自身の身体的特徴や快適な作業環境を考慮しながら、キッチンカウンターの高さを決めることで後悔することなくキッチンを利用することができます。
まな板の厚みをチェックする
キッチンの高さが90cmでまな板の厚みが5cmの場合、実際の作業高さは95cm
キッチンの高さが80cmでまな板の厚みが5cmの場合、実際の作業高さは85cm
このように、キッチンの高さが身長に対して微妙に合わない場合はまな板の高さでも調整することができます。
まな板の厚みも確認して適切な高さを考慮しましょう。
IHかガスコンロかを考慮する
高さ90cmのキッチンを選ぶ際には、IHかガスコンロかを検討する必要があります。
IHクッキングヒーターを使用する場合、キッチンの高さが90cmであれば、タッチパネルの操作性や目線の位置が適切になります。一方、ガスコンロを使用する場合には、ツマミ操作における手の届きやすさや視線の位置を考慮する必要があります。
キッチンの高さと調理器具の相性も考えて選びましょう!
身体的特徴にも注意する
身体的特徴は個人差があり、身長だけでなく腕の長さや体型も異なります。
- 身長が170cmである人でも腕が比較的短い
→キッチンの高さが90cmだと作業中に腕が伸ばしきれず、不便を感じるかも? - 身長が170cmでも腰が痛みやすい
→高さ90cmのキッチンでは腰に負担がかかる可能性も?
身長だけでなく、腕の長さや腰の状態など、個々の身体的特徴に合わせてキッチンの高さを選ぶことが大事です。
キッチンが低いと空間が広がる利点に注目する
高さ90cmのキッチンを選ぶ際には、キッチンが低いことによる空間の広がりの利点にも注目しましょう。
キッチンの高さが低い場合、天井との距離が短くなり、キッチン周辺の空間が広がります。特に、キッチンがリビングやダイニングと一体化している場合や、狭いスペースにキッチンを配置する場合には、低めのキッチンを導入することで開放感を得ることができます。
空間を広々と使いたい場合や、圧迫感を軽減したい場合には、低めのキッチンにすることも視野に入れましょう。
高さ90cmのキッチンで後悔しないためのまとめ
キッチンカウンターの高さを選ぶ際には以下のポイントに注意しましょう。
- 身長だけでなく個々の身体的特徴に合わせて。
肘の高さや作業時の負担を軽減するために、自身の身体に合った高さを選ぶことが大切です。 - 調理器具やキッチンアイテムの使用方法、収納スペースを考慮。
まな板の厚みや調理器具のサイズに合わせてカウンターの高さを決めることで、作業の効率を上げることができます。 - ガスコンロやIHコンロを使用する場合、安全性や使い勝手を考慮して高さを調整しましょう。
火元と作業スペースの距離を適切に保つことで、調理時の安全性を確保できます。 - キッチンマットの使用やスリッパの着用によってもカウンターの高さが変わることに注意。
これらを事前に考慮して高さを決定することで、実際の使用時に快適さをキープできます。
キッチンカウンターの高さは、日常の料理や調理作業において重要な要素です。後悔を避けるためには、自身の身体や作業スタイル、キッチンの使用状況を考慮しながら適切な高さを選ぶことが大切です。
この記事で紹介したポイントを参考にして、理想のキッチン環境を実現してください!
キッチンカウンターの高さに関するよくある質問
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